『FREE からお金を生み出す新戦略』−クリス・アンダーソン

まだまだ途中ですが、気になるフレーズがいっぱいあるので記録して行きます。

『フリー』という言葉は無料という価値(価値と称して良いかどうかの議論も昔からあるようだけど、略。)を与えるだけでなく、優越・付加といったプラス要素をもたらす事に気付きます。

第1章から、普段触れているモノが如何に巧妙にお金が回るように仕組まれているか気付き、グイグイ引き込まれます。

ほとんどの場合で、遅かれ早かれ、利用者は財布を開く事となる。 〜中略〜 本当はタダで貰ったお金ではないのに、消費者がしばしばそうだと考えることだ

今では見ない/聞かない/意識しない日の方が少なくなったポイント制度が正にこれ。享受する側は、この本質を見抜いて扱わないといけない。もし、そのポイントが価格に"上乗せ"されているとしたら、、、
もう一つ。

デンマークのあるスポーツジムは、会員が少なくとも週に一度来店すれば、会費が無料になるプログラムを実施している。
だが1週間に一度も来店しなければ、その月の会費を全額納めなければならない。その心理効果は絶大だ。毎週通うことで、自信がつくし、ジムも好きになる。 〜中略〜 行きもしないジムに会費を支払うというありがちな状況とは異なり、退会したいという気持ちよりも、もっとジムに通おうという気持ちを強くするのだ。

こんなジムあったら、意地でも行きますね(笑
でも、殆どの人がそうであるように、決まった時間に必ず行けないジレンマを上手く利用していると思います。
久々にブ厚くてもガンガン読める本に出会いました!
少しずつ気になる所をまとめて行きます。